スガ
2013年、最初のアフタートークですね。
寿太郎
おひさしぶりです。
スガ
3週間くらい?別行動だったからね。
寿太郎
17日ぐらいでしたかね。年末年始、初めて国外でというか、実家以外で過ごしました。先週のメルマガでその様子はちらっとお伝えしたけれど。なかなか面白いものだよね、海外のニューイヤーも。
スガ
いやまあ面白い…というかね。ぼくはむやみになんかギリギリな感じになってましたよ。
寿太郎
あの写真はかなり大変だっただろうしね。お疲れ様です。
スガ
写真をとっていたというより、むしろひとりずもうをとっていたような気がします。
そちらの年越しはなかなか優雅でよかったですね。
寿太郎
まあウィーンと聞くと優雅に見えるけど、実際はそうでもなかったですよ。どっちかというとパーティでみんな浮かれて大盛り上がり。爆竹もうるさかったし。元日のコンサートだけは優雅に楽しみましたけどね。でもカジュアルだったけど。
スガ
あぁ、そうかウィーンもやっぱり爆竹とパーティてのは変わらないのね。
寿太郎
ベルリンがどんな感じかわからないけれど、かなり盛大にすさまじくパーティですよ。クラブミュージックみたいなのもそこらじゅうでかかってるし。少なくとも大晦日は、全然、クラシック感はない。
スガ
あー、アース・ウィンド・アンド・ファイアーとか江南スタイルとか言ってたもんね。
寿太郎
とにかくあらゆるジャンルの音楽が横断的に流れていて、みんなさほど気にせず楽しんでました。スノッブじゃないのがよかった。
スガ
ベルリンもブランデンブルグ門の向こう側はそういう音楽のステージがたくさんあったみたいだけど、ぼくが場所とりしてた側は音楽一切なかったんだよね。ひたすら身を寄せ合って爆竹の音におびえる、というw
寿太郎
へえ。やっぱりちょっと区域が違うだけで色合いが全然違うんだ。
スガ
そうそう。まぁベルリンのブランデンブルグ門は人が多すぎて危険だから、さすがにある程度きっちり統制してるんだと思う。
寿太郎
いや、あれはほんとにテロに近いですよね。一晩中ずーっとバンバン言ってるし、戦争みたいだった。
スガ
ヨーロッパの年越しで爆竹鳴らす習慣、ちょっと調べてみたものの確かなところはわからなかったんだけど、多分あれも、もとは中国の魔除けの習慣から来てるんだよね。
寿太郎
そうそう。でもなんか、騒ぎたいだけで都合よく引っ張ってきた感じあるね。日本がクリスマス輸入したのと同じようなもんかもw
スガ
それはあるかも。でもアメリカとかでも一部そうみたいだけど、ドイツなんかふだん禁止にしてる爆竹とか花火とか、わざわざ年末年始だけ解禁しちゃうからね。政府公認の無政府状態ですよ。
寿太郎
恐ろしい話だ。
スガ
とにかくね、正月ほど日本が恋しくなったことはなかったですよ。
寿太郎
ほんとにそれはそう。俺はお雑煮が食べたくて仕方なかったです。餅が。
スガ
FacebookとかTwitterとかで雑煮写真じゃんじゃん流れてくるしね。
寿太郎
一昨日、念願の餅を食べましたね。あれは実においしかった。
新年だしね、新年会のような感じで。きちんとした、居酒屋使いできるような和食屋があるんですよね。
スガ
プラハで寿太郎くんと再会して、久しぶりの日本食を食べに行ったわけです。あらゆるものがうまかったけど、ちょっと狐につままれたような気分でした。
料理はちゃんと日本の味だし、客も日本人ばっかりだし、なにより日本語で注文できるというのがね。頭がおかしくなりそうだったよ。
寿太郎
確かにねw テレビではNHKとか流れてるし。「ためしてガッテン」とかやってんの。
スガ
そう、ココはどこだ! と。
寿太郎
揚げだし餅おいしゅうございました。納豆おいしゅうございました。おろしポンカツおいしゅうございました。
スガ
チェコのかわいい女の子がひらひらの服来て「いらっしゃいませ」とか言ってるしね。
寿太郎
あれはいいもんですな。なんだかいろんな意味でツボをおさえた店でした。
スガ
ツボおさえすぎでちょっと怖いくらい。海外の日本食ってもっと突っ込みどころあるものだろと。
寿太郎
突っ込みどころのある海外の日本食は、日本人がやってない店だけですよ。日本人のやってるところは、程度はあるけど基本的にどこもちゃんとおいしい。フィリピンでもドイツでもそうでした。プラハの和食は「ホテル・ディプロマット」地下の「桂」。おいしくてとても感じよかったのでオススメしておきます。そんな高くないです。
スガ
あぁそういえばきみ、ドイツでもラーメン食べたと言ってたね。ぼくはこのあと行けるのを楽しみにしてます。
寿太郎
行きましょう。あと、明らかにニセモノだろ、っていう感じの怪しげな「スシ・バー」もこんど試してみましょう。
スガ
そうそうローカライズされたスシ・バー。そっちも入っていきましょうぜ。
寿太郎
明らかに厨房にいるのが中国の人、みたいなとこがいいですな。ドイツでいくつか見かけた。
スガ
と、いうわけで今週からは Biotope Journal のほうも再開しまして、トルコ、パムッカレのビロール。
寿太郎
はい。しかし新年一発目からビロールというのも、なんというか、景気良くていいのかな。「おめでとうございま〜す」という勢いがある。
スガ
おめでたいやつだからねぇ。インポッシブルイズナッシング!
寿太郎
adidasかなんかのキャッチコピーのパクリのような気もするけど。とにかくテンションの高い人物だった。
スガ
ちょっといま検索してみたんだけど…ほんとだ。"Nothing is Impossible"はアディダスのキャッチコピーで使われてるね。ダーツバーの店とかも出てきたけどw
寿太郎
ふむ。
スガ
テンション高いだけの人ならたまにいるけど、ビロールはちょっと前までシャイだったとか言うからねぇ。
寿太郎
もうね、一応彼の話は全て真実として書いたのだけど、あれやっぱりいまだに信じがたいよw
スガ
うん。「オープンマインド! エブリシング チェンジ!」みたいなこと言ってたけど、ほんとかよっていうw 過去の話とか、ビロールの妄想かもしれない。
寿太郎
まあ妄想なら妄想として、このように妄想を語る人物がいましたよ、というレポートになりました。という形で書き手としては逃げさせていただく。
スガ
いやそれはいいけどさ。でも彼女の話もどうなのかというのはちょっと心配になりますよ。
寿太郎
そうなんだよね。「もしかしてその彼女というのは、あなたの想像上の存在に過ぎないのではありませんか?」というやつだ。
スガ
気の毒すぎる…。ビロール、11月に2ヶ月後には成都に行くって言ってたけど、まだぜんぜんパムッカレにいるし、このあいだ「成都にはいつ行くの?」って聞いてみても"later"としか言わないし。
寿太郎
ううむ、怪しい。何があったのだろうか。あんなに青春まっしぐらだったのに。自分は彼女ができたと盛り上がっていたのに、相手は全然付き合ってる気なかった、みたいなケースがいちばんえぐられるな。
スガ
そんなw 「来年成都で会おう!」なんて言ってたのに…。
寿太郎
まあ実際彼女と順調だったとしても、あの無計画無軌道ぶりだとちょっと中国でやっていくのは難しそうですぜ。
スガ
いやそこはビロールが不可能がないことをみせてくれるんだとぼくは期待していたんだけど。
寿太郎
まあ、まだダメと決まったわけじゃないから期待しましょう。
スガ
んーむ。なんにしても、ときどきFacebookでメッセージ来るから。「カトちゃんぺー!」って。
寿太郎
なんかもうキムタクではなくて、カトちゃんらしいね今は。どこで教わったんだそんなの。
スガ
また仲良くなった日本人に「キムタクよりカトちゃんぺのほうがカッコいい」とか教わったんじゃないの。
寿太郎
悪い日本人もいたもんだ。
スガ
しかもカトちゃんではなくカトちゃんぺ、だからね。
寿太郎
カトちゃんペ、という人物がいると思ってるわけだね。
スガ
うん。この前メッセージで、「アイ アム カトちゃんぺ!ノットキムタク!」って言ってたから間違いない。
寿太郎
好きにしてくれという感じだ。
スガ
でも加トちゃんの画像送ってあげたらノーコメントだったから、思ったのと違ったのかも。そのうちまた変わるのかもしれない。
寿太郎
なるほど。たいして期待せず待ちましょう。
スガ
そうですね。また来週。